妄想知覚 症状 対処法

統合失調症でよく見られる妄想知覚という症状への対処法

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「妄想知覚」は統合失調症という病気の代表的な症状の一つです。
そもそも「妄想」とは思考内容の障害を指し示す言葉です。
健康な人の誤解や昔からの迷信、特定の宗教的な思想とは異なります。
妄想は主に統合失調症を患っている患者の言動を支配するものです。
現実ではあり得ない状況や不合理な内容ですが、どんなに言い聞かせても訂正しても認識を改めさせることは出来ません。
妄想という症状には色々な種類があり、妄想知覚は「真性妄想」の一過程に分類されます。
真性妄想において第一に現れるのは妄想気分です。
最も一般的なのは「世界の終わりがやって来ます。
」という終末論です。
明確な理由もなしに漠然とした恐怖感や不安感、切迫感、緊張感、孤立感を抱いてしまうもので、この症状が明確な内容を伴う妄想の引き金となります。
第二に現れるのが妄想知覚です。
妄想知覚では知覚すること自体に異常はありません。
ただ、自分の知覚によって捉えた事象に対し、あり得ない確信を持った状態のことを妄想知覚と呼びます。
知覚した対象物は自分に無関係のものでも、それを主観的に自分と関連付けてしまうのです。
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次は妄想着想です。
これは妄想知覚の次に見られる症状です。
「私は全能の神です。
」などと突拍子もない不合理な確信を持ちます。
妄想知覚と妄想着想の違いは、前者では外界の何らかの刺激と自分を結びつけた症状であるのに対し、後者は外界のものとの結びつきなしに急な発想をするという点です。
以上のような妄想には自分が虐待を受けているように感じる被害妄想や、自分は価値のない人間だと思ってしまう微小妄想、逆に自分は偉大な人間だと思い込んでしまう誇大妄想などがあります。
では、このような妄想という症状を持つ患者にはどのような対処法を用いたら良いのでしょうか。
ある日突然、意味の分からない訴えをされたり、時に攻撃的な態度を取られたりすれば、身近にいる人は対処法が分からずに困ってしまいます。
妄想という症状への対処法として最も大切なことは、患者の考えを訂正しないことです。
たとえどんなに不合理な言動であっても、それは患者にとっての真実なのです。
ですから、無理矢理考えを変えさせようする対処法は絶対に行ってはなりません。
このような対処法では患者の症状を悪化させるだけでなく、サポートしている人たちも何らかの被害を被る可能性があります。
患者の言動を叱ったり思考を矯正しようとしたりするのは火に油を注ぐだけなので、否定も肯定もせずに「気のせい」と受け流す対処法が最も有効です。
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